日本のジャズサックス奏者のカリスマ、
菊地 成孔さんの書籍やラジオ番組が好きです。
彼の文章はとても詩的な文体で散文でジャズで、ヒップです。
菊地さんのサックスや楽曲もとても魅力的ですが、自分が好きなのは
その声や詩的な表現。
JAZZ DOMMUNISTERSは彼の傑作の予感と股間
たにおうとタッグを組む、ジャズヒップホップ、ラップの彼の迫り来る
洗練さとはみ出る内臓のどろっとした旨味は、本当に素晴らしく、
菊地さんのサックスよりも、楽曲よりも、魅力的に映ります。
彼の魅力を考える上で、なぜか、ずっと不思議だったことは、
他人を分析するのが上手い、他人を評価する表現が上手い、かっこいい、
さらに聞いてて元気が出る。
なぜか。
菊地さんそのものから生み出すものよりも、菊地さんが批評した他人のことが
菊地さんをさらにかっよくみせる、とても不思議でした。
ゴダールやマイルスはもちろんのこと、J-POPにしろ、ラッパーにしろ
菊地さんの説明、批評が、凄まじくかっこよく、しびれるのです。
誰か似てるなぁ、誰かとかぶるんだよなぁと、思っていたら、いました。
漫画家の山田玲司さんです。
菊地成孔さんと山田玲司さんはそっくりだ
自分の作品よりも、人の作品を熱っぽく、またはクールに語るときに、その人の最大の格好良さ
魅力が溢れるなんて、そんな人がいるとも思わなかったけど、
世の中にはいるのですね。
ジャズは寛容で、官能を、人と人との間につなげます。
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